「最近なんとなく疲れやすい」「食欲が減ってきている」などの不調を抱えていませんか?その原因、実は「低栄養」「筋肉量の低下」によるものかもしれません。そこで重要なのが、「タンパク質」です。タンパク質が不足すると筋肉量が低下し、さまざまな不調を加速させてしまう可能性があります。しかしシニア世代が1日のタンパク質摂取量を通常の食事だけで増やすのは難しく、そんな時こそ積極的に摂り入れてほしいのがプロテインです。
本記事では、シニア世代におすすめのプロテインを徹底解説!失敗しない選び方や、摂取のポイントまで分かりやすくご紹介します。
- 高齢者がタンパク質不足で起きる体の不調について
- 高齢者に必要なタンパク質量について
- 高齢者にプロテインが効果的な理由
- 失敗しない高齢者におすすめのプロテインの選び方
- 高齢者におすすめ!シニア向けプロテイン10選
- 高齢者がプロテインを摂取する際の注意点
高齢者におすすめ!シニア向けプロテイン一覧
シニア向けにおすすめしたいプロテインをご紹介します。体の調子を整えるビタミンやミネラル・食物繊維が配合されたものや、食べやすいゼリータイプなど、10商品を厳選しました。
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ザプロ 大人の健康プロテイン 600g | クリニコ エンジョイプロテイン 220g | 山本漢方 きな粉プロテイン 400g | コーワリミテッド アクティブシニアプロテイン 10包 | ウィーンゾーン ホエイプロテイン パーフェクトチョイス 1kg | コンパス エベレスト 43袋入り | バランス おいしいプロテインセリー 詰め合わせ8種3個 | GronG ホエイプロテイン100 ベーシック | SAVAS プロテインバー 12本 | DNS プロテインスムースソイ 630g |
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1食で、牛乳1杯100mLの約2倍のタンパク質約8.9と、1日に必要な1/2のカルシウム・ビタミンDを摂取ることができる。一般的なホエイプロテインと違いお湯に溶けるため、コーヒーなどに混ぜて摂るのもおすすめです。 | タンパク質含量90%。運動する人にとって大切なBCAA(分岐鎖アミノ酸)商品100gあたり約22gを配合。さらに、腎臓や心臓に疾患がある人が気になるリン・カリウムの含有量を低く調整しています。 | 北海道産白大豆を焙煎し、1日量に植物性たんぱく質10g+牛乳1杯分のカルシウム+食物繊維を配合。限りなくきな粉に近い味わいで、溶かして飲むだけでなく、ヨーグルトなどにかけて食べるのもおすすめです。 | 1包でタンパク質約7g、ビタミン11種、ミネラル7種類を配合。身体づくりに重要といわれているHMBと、エネルギー補給に優れたMCT(中鎖脂肪酸)が配合されており、トレーニングを習慣にされている人におすすめです。 | たんぱく原料以外に、11種のビタミン・4種のミネラルを配合。国際味覚認証や「100人中97%の医師が推奨するプロテイン(Ask Doctots調べ)」を取得するなど、味や品質に安心感のある国産プロテインです。 | 植物性のプロテイン以外に、必須アミノ酸や乳酸カルシウムなど27種類もの栄養素が1つになったマルチプロテイン。すぐ飲めて携帯しやすい個包装。さっぱりしたオレンジ風味のため、水や炭酸水に溶かして飲むのもおすすめです。 | 1個(74g)あたりエネルギー100kcal、たんぱく質7.2gを摂取することができる。飲み込む力が弱い人でも食べやすいテクスチャー。味を8種から選ぶことができるため、間食や朝食でタンパク質を摂取したい人におすすめです。 | 1食あたりタンパク質20g以上と11種類のビタミンを配合したバランスの良いプロテイン。14種類のフレーバーから味を選べるのも嬉しいポイント。飲み口がサラッとしているため、嚥下力が低下した人にも比較的おすすめです。 | 1本のタンパク質含有量は15g、ホエイプロテインに高たんぱくの大豆パフを配合。さらに5種のビタミンをプラス。携帯しやすいサイズ感と、しっとりサクサクした食感が絶妙な食べやすさのため、間食におすすめです。 | 1食あたりのタンパク質量16g以上。甘味料には植物由来のステビア・果糖を使用。ソイプロテイン特有のザラつきや苦みを独自開発で取り除き、泡立ちが少なく、さらりとした飲み口が特徴です。乳製品が苦手な人にもおすすめです。 |
「タンパク質」足りてる?セルフチェック!
自分ではしっかりと栄養を摂っているつもりでも、実はタンパク質が不足しているかもしれません。今の状態をセルフチェックしてみましょう!

チェックが3個以上ある人は、タンパク質が不足しているかもしれません。若い頃ほど食事の量を食べられなくなった、あるいは体重や脂質異常症や高血圧を気にして肉や乳製品をあまり食べない人は、特に注意してください。
高齢者のタンパク質不足で起きるカラダの不調

高齢になると、食事量の減少や消化機能の低下、さらには生活習慣の変化などにより、タンパク質などの栄養摂取量が自然と減少してしまう傾向があります。しかし、タンパク質不足が続くと、身体にさまざまな不調が現れ、健康寿命を縮める原因になることも。ここでは代表的な4つの不調について説明します。
フレイル(虚弱)などのリスクが高まる
加齢とともに筋肉量が減少し、体力や気力が低下していく状態は「フレイル」と呼ばれます。さらに、筋肉の材料となるタンパク質が不足すると、筋肉を維持できなくなり、活動量が低下、食欲が落ちるという悪循環が起こります。最終的には要介護のリスクを高める可能性も。毎日の生活を自立して楽しむためにも、運動とタンパク質摂取により、筋肉を維持することが大切です。
体調を崩しやすくなる
タンパク質は、体内の免疫細胞や抗体を作る材料の1つでもあります。免疫細胞や抗体は健康な身体のために重要な機能のひとつです。特に高齢者は肺炎などの重症化リスクが高いため、日ごろからの体調管理が重要です。タンパク質などの栄養素もバランス良く摂取することで、丈夫な体づくりを心がけることが重要です。
筋力の低下で転倒しやすくなる
筋肉が減少すると、バランス感覚や足腰の安定性が失われ、ちょっとした段差でもつまずいて転倒してしまうリスクが高まります。高齢者の転倒は骨折や寝たきりにつながる可能性もあるため、普段から筋肉を落とさないように意識した生活が欠かせません。そのためには、筋肉の材料となるタンパク質の摂取と日頃の運動が重要となります。
美容や見た目の状態が悪化する
肌や爪・髪はタンパク質によって作られているため、不足すると肌の乾燥やしわ、爪がもろくなり割れやすくなるなどの美容トラブルに繋がります。日頃から十分なタンパク質を摂ることは、美しく健康的なを毎日を保つ秘訣にもなります。
高齢者に必要なたんぱく質量は?食事だけで摂れる?

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準」によると、65歳以上の男性で1日60g、女性で50g程度のタンパク質の摂取が推奨されています。しかし、加齢による消化吸収能力の低下や、食欲自体が落ちてしまうことで、安定してタンパク質の必要摂取量を食事から摂るのが難しくなる傾向があります。
特に、1日3食の中で肉や魚、卵、大豆などのたんぱく質が含まれる食材が少ないと、気づかぬうちに慢性的なたんぱく質不足に陥ってしまいます。さらに、噛む力が弱くなっている方や、調理が面倒で単品メニューやインスタント食品に偏りがちな人は、食事だけで補うのが難しい場合もあります。
高齢者がたんぱく質を摂るにはプロテインが効果的!

タンパク質を補う手段として、注目されているのが「プロテイン」の活用です。プロテインは元々スポーツや筋トレをする人が飲むイメージが強いですが、今では高齢者向けに設計された商品も多く、手軽かつ効率的にタンパク質を摂取できる手段として支持されています。
食が細くなってきた人でも、バランスよく栄養補給できる
年齢とともに1回の食事量が減ってくる人にとって、食事だけで必要なタンパク質を摂るのは大変です。プロテインなら、少量で効率的にタンパク質を摂れるため、体力や胃腸に負担をかけずに栄養補給が可能です。さらに、製品によってはビタミンやミネラルなども含まれており、栄養の偏りを防ぐのにも役立ちます。
自炊が面倒な時に、簡単に取り入れることができる
調理が難しい日や、1人分だけの食事を作るが億劫な時はありせんか?そんな時、プロテインであれば水や牛乳に混ぜるだけで簡単にタンパク質の捕食が可能です。ゼリーやバー、ドリンクタイプなど様々な形状があるので、好みや体調に合わせて選べるのも魅力です。
脂質の摂りすぎを防止しながら、たんぱく質を摂取できる
肉類などでタンパク質を補おうとすると、脂質を過剰摂取してしまうことも。高齢者にとって脂質の摂りすぎは、生活習慣病などのリスクにつながることもあります。その点、プロテインなら低脂質な設計の商品が多く、必要な栄養だけを効率よく摂取できます。
失敗しない!高齢者におすすめのプロテインの選び方

プロテインにはさまざまな種類があり、目的に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、高齢者の方が安心して長く続けられるプロテインを選ぶための4つのポイントをご紹介します。
タンパク質含有量が多いもので効率よく摂取
プロテインを選ぶ際は、1食あたりに含まれるタンパク質の量をチェックしましょう。特に高齢者は筋肉の合成力が低下しやすいため、10〜20g程度のタンパク質がしっかり摂れる商品がおすすめです。また、ホエイ・ソイ・カゼインなど、吸収速度の違いにも注目して選ぶと効果的です。
毎日続けられる美味しさ・手軽な価格
味が好みでなかったり、価格が高すぎたりすると、せっかく購入しても続かなくなってしまいます。甘さの加減・口当たり・香りなど、自分の好みに合った飲みやすいものを選ぶことで、毎日の習慣として取り入れられやすくなります。定期購入によって割引が適用される商品もあるため、要チェックです。
つくる手間のないゼリーやバー
プロテインには粉末タイプ以外にも、ゼリー、バーなど様々な形状があります。水に溶かす手間がなく、忙しい時やおやつ代わりにも取り入れやすいのが魅力です。携帯性にも優れているため、外出時でも手軽に栄養補給ができます。
料理に混ぜるならプレーンタイプの粉末
食事にプロテインを添加してタンパク質を摂取したい方には、比較的味やにおいの少ない粉末プロテインが便利です。味噌汁やヨーグルト、スープ、コーヒーなどに混ぜて摂ることで、毎日の食事を邪魔せずにタンパク質を補えます。
高齢者におすすめ!プロテイン10選
シニア世代におすすめのプロテイン10商品をご紹介します。たんぱく質含有量や栄養成分、形状や飲みやすさなど、使用用途に合わせて普段の生活に取り入れやすい商品を厳選しました。
ザプロ 大人の健康プロテイン 600g
お湯に溶けるタイプ。タンパク&1日の1/2のカルシウムが摂れる

1食で牛乳1杯100mLの約2倍のタンパク質約8.9gと、1日に必要な1/2のカルシウム・ビタおミンDを摂取ることができる。一般的なホエイプロテインと違いお湯に溶けるため、コーヒーなどに混ぜて摂るのもおすすめです。
クリニコ エンジョイプロテイン 220g
リン・カリウムの含有量を低く調整されたプロテイン

タンパク質含量90%。運動する人にとって大切なBCAA(分岐鎖アミノ酸)商品100gあたり約22gを配合。さらに、腎臓や心臓に疾患がある人が気になるリン・カリウムの含有量を低く調整しています。
山本漢方 きな粉プロテイン 400g
限りなくきな粉に近い味わいのプロテイン

北海道産白大豆を焙煎し、1日量に植物性たんぱく質10g+牛乳1杯分のカルシウム+食物繊維を配合。限りなくきな粉に近い味わいで、溶かして飲むだけでなく、ヨーグルトなどにかけて食べるのもおすすめです。
コーワリミテッド アクティブシニアプロテイン 10包
トレーニングを習慣にされている人におすすめ

1包でタンパク質約7g、ビタミン11種、ミネラル7種類を配合。身体づくりに重要といわれているHMBと、エネルギー補給に優れたMCT(中鎖脂肪酸)が配合されており、トレーニングを習慣にされている人におすすめです。
ウィーンゾーン ホエイプロテイン パーフェクトチョイス 1kg
100人中 97%の医師が推奨するプロテイン

たんぱく原料以外に、11種のビタミン・4種のミネラルを配合。国際味覚認証や「100人中97%の医師が推奨するプロテイン(Ask Doctots調べ)」を取得するなど、味や品質に安心感のある国産プロテインです。
コンパス エベレスト 43袋入り
28種類もの栄養素をが1つになったマルチプロテイン

植物性のプロテイン以外に、必須アミノ酸や乳酸カルシウムなど計28種類もの栄養素をが1つになったマルチプロテイン。すぐ飲めて携帯しやすい個包装。さっぱりしたオレンジ風味のため、水や炭酸水に溶かして飲むのもおすすめです。
バランス おいしいプロテインセリー 詰め合わせ8種3個
飲み込む力が弱い方でも食べやすいセリータイプのプロテイン

1個(74g)あたりエネルギー100kcal、たんぱく質7.2gを摂取することができる。飲み込む力が弱い方でも食べやすいテクスチャーで、味も8種から選ぶことができるため、間食や朝食でタンパク質を摂取したい人におすすめです。
GronG ホエイプロテイン100 ベーシック
栄養素・値段・飲みやすさなどバランス力に優れたプロテイン

1食あたりタンパク質を20g以上と11種類のビタミンを配合したバランスの良いプロテイン。14種類のフレーバーから味を選べるのも嬉しいポイント。飲み口がサラッとしているため、嚥下力が低下した人にも比較的おすすめです。
SAVAS プロテインバー 12本
栄養素・値段・飲みやすさなどバランス力に優れたプロテイン

1本のタンパク質含有量は15g、ホエイプロテインに高たんぱくの大豆パフを配合。さらに5種のビタミンをプラス。携帯しやすいサイズ感と、しっとりサクサクした食感が絶妙な食べやすさのため、間食におすすめです。
DNS プロテインスムースソイ 630g
独自開発でザラつきや苦みを軽減した飲み口の良いプロテイン

1食あたりのタンパク質量16g以上。甘味料には植物由来のステビア・果糖を使用。ソイプロテイン特有のザラつきや苦みを独自開発で取り除き、泡立ちが少なく、さらりとした飲み口が特徴です。乳製品が苦手な人にもおすすめです。
高齢者がプロテインを摂取する際の注意点

プロテインは手軽に栄養を補える便利なアイテムですが、摂り方によっては健康に悪影響を与える可能性もあります。高齢者が安心してプロテインを活用するために、事前に知っておくべき注意点をまとめました。
飲みすぎNG!プロテインは補助的に使う
プロテインはあくまで「補助食品」であり、主食や主菜の代わりにはなりません。バランスの良い食事を基本とし、不足しがちなタンパク質を補う目的で摂取しましょう。また、摂取しすぎるとエネルギー過多になり、体重増加や胃腸への負担になることもあるため注意が必要です。
過剰摂取は腎臓に負担がかかることも
腎臓の機能が低下している人がタンパク質を過剰摂取すると、老廃物の排泄ができず体内に蓄積されてしまい、腎臓に負担がかかります。腎疾患や糖尿病などの持病がある方は、プロテインを飲む前に必ず医師に相談しましょう。
薬との服用が可能かは医師と相談する
日常的に薬を服用している方は、プロテインの成分が薬の効果に影響を与える場合もあります。特に、血液をサラサラにする薬や、腎機能に関係する薬を服用中の方は注意が必要です。医師や薬剤師に相談したうえで導入してください。
まずは少量から飲み始めていく
初めてプロテインを摂る場合、いきなり規定量を飲むのではなく、少量から飲み始めてみてください。急激にタンパク質の摂取量が増えると、お腹の張りや消化不良を起こすが出ることもあるため、徐々に慣らしていくのが安全です。
まとめ
タンパク質は、高齢者にとって、健康維持やフレイル予防に欠かせない栄養素の1つ。
加齢により食が細くなることで、必要量を食事だけで補うのが難しくなってくるのも現実。そこで、手軽に栄養補給できるプロテインの活用が有効です。
自分に合った商品を選び無理なく続けることがポイントです。
プロテインを長く飲み続けるためにも「タンパク質量」「美味しいさ「形状」「使用用途」ななど、飲み方によっては健康に悪影響を与える可能性があるため、必ず注意点を守って飲用しましょう。
うのに便利なアイテムだが、1日1杯から始めて、健やかな毎日を目指してみましょう。